1月17日~1月23日 バットの削りかすでクッキー試作

2022年01月14日

今週の北日本新聞となみ野レーダーは
「バットの削りかすでクッキー試作」について
北日本新聞社南砺総局長 開田直人記者が紹介します。

南砺市開発の木製バット製造会社 エスオースポーツ工業が
作業時に出る削りかすを有効活用してクッキーを試作しました。

南砺市福光地域は古くから野球の木製バット生産が盛んな地です。
最盛期には福光地域に製造会社が10社以上を数え
全国生産360万本のうち福光のバットが7割を占めていた時期もありました。
今は野球離れや金属バットの普及により生産数が激減しています。
バットを生産する工場も現在は6社となっています。
エスオースポーツ工業は、年間1万本のバットを製造しています。
その際大量に出る削りかすは焼却し 灰を焼き物の釉の材料として
業者に譲っていました。

クッキーにするアイデアは職人の中塚陸歩さんが
バットの材料となるアオダモが薬用植物でることを知ったことがきっかけです。
同じバット材のメープルは樹液からシロップが作られるため
「両方ともクッキーに入れたら食べられるのでは」と考え
すぐに食品工場に依頼し 粉末状にした削りかすをクッキーに混ぜて
試作品を完成させました。
大内社長は「持続可能な開発目標SDGsを推進する南砺市らしいクッキーができた。
福光地域がバットの町だとPRする材料にもしていきたい」と話していました。

■放送時間
TST 5:45 8:45 12:45 16:45 20:45 深夜0:45
おやべ 14:45 20:45 深夜0:45 

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