2月27日～3月5日 「雪切り板でハウス守る」

2023年02月27日

今週の北日本新聞となみ野レーダーは
「雪切り板でハウス守る」について
北日本新聞社小矢部支局長笹谷泰記者が紹介します。

今回登場するのは小矢部市安楽寺の林清則さん(83)です。
元国鉄職員だった林さんはかつて、雪の重みで自宅のハウスがつぶれた経験があります。
現在は農作業から離れていますが、孫がサボテンを育てるためハウスを使用しており
「一度壊れると建て替えるしかない。手作業での雪下しも時間がかかる。
雪下しをしなくても効果的に倒壊を防ぐ方法がないか」と以前から考えていました。
1月初旬、自ら名付けたオリジナルの「雪切り板」を自宅敷地内のハウス最上部に
取り付けました。

塩化ビニールの波板を一直線に8枚つなぎ、ハウスの最上部に垂木とビスで固定しました。
雪に切れ目が入り、地面に落ちやすくなる仕組みです。
効果を確かめるため、あえて雪切り板を付けない部分も残して比較しました。
結果、雪切り板を付けた部分は思ったよりも雪が落ちました。
費用は自宅に残っていた余り物を活用しているためほとんどかかっていません。
林さんは「ハウスが壊れる心配がなくなり安心。
しばらくは降雪が続くと思うので被害を軽減したい人はぜひ試してほしい」と話していました。

■放送時間
　TST　8：55　12：55(土・日なし)　16：55　20：55　24：55
　小矢部　14：30　20：30　24：30