1月24日~1月30日 江戸期の絵図 精度抜群

2022年01月24日

今週の北日本新聞となみ野レーダーは「江戸期の絵図 精度抜群」と題して
北日本新聞社小矢部支局長 笹谷泰記者が紹介します。

小矢部市内の住宅で約160年前の江戸時代末期、方位と距離を10分の1まで細分化して
精密に作られた絵図が見つかりました。

見つかったのは、小矢部市平田の西永勉さんの親族、宮美智さん宅です。
この絵図は当時の礪波郡小神(おこ)村(現在の小矢部市小神)と周辺の村との
境界線が記されています。

サイズは縦90cm、横120cmで安政7年(1860)年作と記されています。
絵図には福町、水牧、高木出など9村と小神村との境界線が引かれ
加賀藩の測量士「縄張人」が作ったとみられます。
絵図には、方位と距離を最小単位の10分の1にまで細分化し、
方位は「亥二十八度八分」「戌十度八分」などと細かく知るされています。
絵図に詳しい射水市新湊博物館の野積正吉館長は「村レベルの絵図でここまで細かいものは無いのでは」
と話していました。

西永勉さんは、絵図を公的施設に寄贈したいと考えています。
「土地を巡るトラブルはいつの時代もあったのだと思わされる。研究史料として活用してもらえれば嬉しい」
と話しています。

■放送時間
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おやべ 14:45 20:45 深夜0:45

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